脳卒中リハビリテーション

・脳卒中による運動障害が生じた場合、重症度に関わらず３０日以内に最も顕著な運動機能の回復がみられます。これはリハビリの効果と言われていますが、実は脳自身の回復力で何もしなくても初期の回復はします。
そして発症後９０日を過ぎるとリハビリをしてもほぼ回復しない、場合によっては悪化してきます。

・運動機能の障害としてよくみられるのは手が開かない、肘が伸びない、膝が伸びない、足先を上げられないなどです。これらの運動障害に対し、病院や一般のリハビリ施設では、障害部位を強制的に動かす訓練や歩かないよりは装具をつけてでも歩ける方が良いと考え装具をつけての歩行訓練をします。

しかし、このような麻痺している部位を強制的に動かすリハビリをすることによって、却って痛みが生じる、痛みが増えてしまうことがあります。また、装具の装着をすると自由な体の動きを妨げることになり、その結果関節や筋肉などがどんどん固まって動かなくなってくることがあります。

頑張ってリハビリしてもこのような状態になると、これ以上は良くならないと思うようになり運動機能の回復をあきらめてしまう方も多いです。

当院では病院や一般のリハビリ施設が行っている「麻痺している部位を動かす、装具で補助して動かせるようにする」のとは異なる考え方による異なる方法をとっています。

具体的には、動きが良い方（麻痺がない、又は軽度の運動障害の方）の腕や脚に対して施術を行ったり運動をさせることにより、運動障害部位（麻痺がある方、重度の運動障害のある方）の運動機能の回復と痛みの減少を行っています。

リハビリの目標はできる限り元の生活に近い動きを取り戻すことであり、今ある麻痺の状態でとにかく歩けるようにする、とにかく動かせるようにすることではないと考えています。

●脳卒中リハビリテーションは国際治療リハビリテーション研究所（ICR Lab）の会員としての活動です。

肘が伸びない手が握れないという場合は肘から手にかけての筋肉はカチカチになっています。痛みもあります。
ではこの肘や手を動かすために肘や手の指動かして筋肉を伸ばしたり曲げたりしするリハビリが効果的でしょうか。

このような場合は肩や背中や胸の筋肉も固まってしまっています。
ですから肘や手の施術の前にまずはこれらの筋肉を柔らかくする必要があります。

運動機能の障害がある側は障害が無い方に比べて当然悪い状態です（患側と呼びます）。障害が無い側も良い状態ではないことが多いですが障害部位よりは良いです（健側と呼びます）。

当院のリハビリではまず健側の施術や運動をします。これをすることにより脳の神経の働きにより患側の状態が改善してきます。
不思議でしょうが科学的根拠のある方法です。

装具を着けている以上、体本来の動きは取り戻せません。
例えば足に装具を着けていては自分でつま先を上げる動作ができるようになりません。

自分の意思で自分のつま先を上げる動作ができるようになって初めて元のような歩行に近い動きができるようになります。
装具のおかげで歩けるようになってもそれは本当の意味で歩けたとはいえません。

・施術をご利用いただいた方のお悩みやニーズ

・そのお悩みを解決するために何をしたのか

・施術を提供した結果、どうなったか

このように、当院の脳卒中リハビリテーションなら、装具を着けた生活や麻痺している部位の痛みからの解放が実現できます。

脳卒中リハビリテーションに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。