こりや痛み、だるさ、しびれを原因から改善したい貴方へ
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10.熱中症にならないために

熱中症は冬でも発症しますが、やはり春から夏にかけてが最も危険な季節です。

そして、熱中症は屋外の夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、高温多湿の室内でも起こります。お年寄りが室内で熱中症になったというニュースはよく聞きますね。

 

熱中症とは暑い環境で生じる健康障害の総称で、分類すると3つに分かれます。

①熱けいれん

大量に汗をかいた際に水だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に、筋肉に痛みを伴うけいれんを起こす

②熱失神・熱疲労

水分の補給が追いつかずに身体が脱水状態になりめまいやふらつきを生じる

③熱射病

顔の皮膚が渇き顔色が蒼白くなり、深部体温が急上昇した死の危険もある緊急事態と言える状態

①②の段階で適切な処置をし③にならないようにしないといけません。

 

最高気温が32℃以上になると急激に熱中症になる人が増えます。

何故だと思いますか。

その理由は
人間は汗をかくことにより体温を下げています。そして汗をかくことにより皮膚の温度は32℃まで下げることができます。

ところが気温がこれ以上になると、体温を発汗によって下げることができなくなります。それでも体温を下げる方法は発汗しかないのでどんどん汗を出します。その結果、脱水状態になります。

脱水状態になると血圧が下がりめまいやふらつきを起こします。
気温が32℃以上になる日は特に脱水症状にならないように注意することが必要です。

 

気温が低くても高温の作業環境にいる人は熱中症の危険があります。
例えば鉄工所などの火を使う環境では1時間に2リットルもの汗をかきます。

そうすると血管内の血液の水分量が減りますが、このときは細胞内の水分が血管内に入りカバーします。
結果、細胞内の水分量が減り脱水状態となり深部体温が上がり熱中症を起こします。
糖尿病、高血圧、肥満の人は血管内に血栓ができ易いので血栓症になる危険もあります。

暑い環境下でスポーツをしている場合も熱中症の危険がありますが、野球の方がサッカーよりも発症の危険性が高いです。
へー?そうなんだ。どうしてと思いませんか。

それは
立ったまま脚を動かさない時間が長い野球は、脚を動かすサッカーに比べて意外にも多くの汗をかきます。以下のメカニズムです。
立ったまま脚を動かさないでいると水分が脚に溜まります(むくむ)。

  ↓

 脚の静脈から心臓への血液のもどりが悪くなり血圧が下がります。

  ↓

 血圧が下がるのを防ぐために皮膚に送る水分量が減らされる。

  ↓

 発汗量が減り皮膚に熱が溜まる。

  ↓

 汗を倍増させて熱を下げようとする。

  ↓

 細胞内の水分量が減って深部体温が上がり熱中症になる。

 

農作業や庭の草むしりで立ったり座ったりの作業をしている場合も同様で、これらの場合は筋破壊も起こし易いです。筋破壊が起こるとさらなる危険があります。 

 

筋破壊が起こると生じる危険は腎臓が壊れることです。

筋破壊が起こると筋肉からミオグロビン(鉄分)が血液内に漏れ出てきます。この状態になると尿はピンク色になります。

 

血管で最も細いのは腎臓の糸球体の毛細血管です。

血液内のミオグロビン濃度が下がらないとこの細い毛細血管が詰まり、腎臓で血栓を生じます。こうなると尿が出なくなり尿毒症を起こし腎臓が壊れてしまいます。

 

この事態を防ぐためには血液内のミオグロビン濃度を早急に下げなければなりません。

ミオグロビン濃度を下げるには十分な飲水行動を起こす(水を飲む)必要があります。

ところが大量に汗をかいている場合に水だけを補給すると血液の塩分濃度が薄まり、水分補給の必要性を体が脳に伝えづらくなります。そのため必要な量の水分補給を怠ってしまうことになります。

 

クーラーをかけずに暑い部屋で過ごしているお年寄りが熱中症になるのはこのためです。自分では水分を摂っているつもりでも、全然足りず脱水状態になってしまい、そのうち動けなくなってしまいます。

 

大量に汗をかいた場合に水分だけを補給すると血液の塩分濃度が薄まり、水が飲めなくなります。これでは脱水状態を改善できません。

そこで水分だけでなく塩分も同時に補給することが大切です。塩分刺激を脳に伝達することにより飲水行動が起こります

 

万が一熱中症になった場合には水を飲ませることと、体温を下げることが必要です。

100CCの水を飲ませると15分で体温を1℃下げることができます。

 

また体温を下げる方法として、脇の下や首を冷やすと太い血管内の血液が冷えて全身にまわるので良いという人がいますが間違いです。

血管を冷やすと収縮してしまい熱発散ができなくなり体温は下がりません。

 

正しい方法は全身に霧状の水を吹きかけて風を当てることです。霧吹きできる道具がなければ水を口に含んで吹きかければよいです。この方法により冷やす方が体温は下がります

 

熱中症対策として塩飴やスポーツドリンクがありますが、糖分が多い、人工甘味料が含まれているなどの問題があります。

 

必要なのは脳に塩分刺激を伝えることですから、塩以外に糖分や、まして工業製品の人工甘味料は体に必要ありません。

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